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研究
中大脳動脈狭窄に対するSTA-MCA bypassの効果
著者: 後藤泰伸1 米川泰弘13 半田肇12 滝和郎13 小林映13
所属機関: 1事京都大学脳神経外科 2現籍 浜松労災病院 3現籍 国立循環器病センター
ページ範囲:P.531 - P.534
文献購入ページに移動虚血性脳血管障害に対する血行再建術として微小血管吻合術11)が行われるようになって約20年が経過した.手術適応の問題,術後の長期予後に関しても次第に明らかになりつつある.術後のCBFの推移,手術に伴う合併症12)の実態も報告されているが,最近ではこれらのことをふまえ,両側一期STA-MCAバイパス手術なども行われるようになった.
しかし,術後狭窄病変が変化し,閉塞に陥り臨床的に悪化したもの,逆に狭窄の緩解するもののあることが注目を集めている1,3,4,6,7).またco-operative study10)では,M1領域においては,内科的治療に比して外科的治療が約5年間のfollow-upで有意に劣ることが報告された.
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