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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科15巻6号

1987年06月発行

文献概要

研究

高齢者頭部外傷症例の検討

著者: 大野喜久郎1 鈴木龍太1 正岡博幸1 松島善治1 稲葉穰1 門間誠仁2 浅野務2

所属機関: 1東京医科歯科大学脳神経外科 2富士吉田市立病院脳神経外科

ページ範囲:P.607 - P.611

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I.はじめに
 高齢化社会の到来とともに交通事故などによる高齢者の頭部外傷が増加しつつあり5,8),しかもその致命率は高く5,8),併存症や合併症の存在が予後不良の原因となることが多いといわれる2,3,6,8).しかるに,小児頭部外傷の特殊性に関する研究報告は多くみられるが,高齢者のそれについては少ない5,6,8).高齢者頭部外傷の予防および治療の効果をあげるためには,多くの高齢者頭部外傷症例の病態や臨床経過について詳細に検討し,その問題点を明らかにすることが重要であると考えられる.
 われわれは,過去5年間に経験した高齢者頭部外傷79症例について,高齢者頭部外傷に特有と考えられる事柄を検討し,結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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