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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科15巻6号

1987年06月発行

文献概要

症例

Hemifacial spasmで発見されたCP angle meningioma

著者: 宮崎紳一郎1 福島孝徳1 永井明彦1 玉川輝明1

所属機関: 1三井記念病院脳神経外科

ページ範囲:P.683 - P.686

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I.はじめに
 著者らは現在までに1310例のhemifacial spasmに対するmicrovascular decompressionを経験した,同時期に経験したtrigeminal neuralgia 730例において79例(10.8%)の頻度で腫瘍が発見されたのに比して,hemifacial spasmのシリーズで発見された腫瘍は極めて少なく4例(0.3%)に限られていた(epidermoid7),caver—nous angioma, acoustic neurinoma, meningioma各1例).
 今回報告する例はCP angie meningiomaが原因であった左hemifacial spasm患者であるが,興味あることは,その初発症状がhemifacial spasmであり,その後,第VIII脳神経症状,小脳症状が出現するまでの約10年間にわたって患者がこれを唯一自覚していたことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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