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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科15巻7号

1987年07月発行

文献概要

症例

側脳室内腫瘍の術後脳浮腫

著者: 柴田尚武1 福嶋政昭1 陣内敬文1 森和夫1

所属機関: 1長崎大学脳神経外科

ページ範囲:P.791 - P.795

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I.はじめに
 1974年から1985年までに長崎大学脳神経外科では16例の側脳室内腫瘍を経験したが,手術法は原則として中側頭回切開法や頭頂・後頭葉切開法を採用している.
 脳室内腫瘍は症状が出現しにくい脳室内に進展するため,診断確定時には腫瘍が巨大化している場合が多い.computed tomography(CT)導入(当院では1977年)後には,症状が軽微な小腫瘍の段階で診断される例が増加しつつあるが,やはり大きな腫瘍例が多い.CT導入後の脳室内腫瘍7例中5例が大きな腫瘍であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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