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文献概要
集中連載 MRI診断・5
脊椎,脊髄疾患のMRI診断・1
著者: 松岡勇二郎1 吉川宏起1 町田徹1 飯尾正宏1
所属機関: 1東京大学放射線科
ページ範囲:P.813 - P.818
文献購入ページに移動脊椎および脊髄は縦に細長く呼吸や心拍動の影響が少ないので,MRIのよい適応である.
受信コイルは主に表面コイルが用いられる.有効視野径は15cmで,空間分解能は1mmである.上頸部のみなら頭部用コイルでも可能である.表面コイルを用いるとコイルに近い部位(皮下組織,脊柱起立筋など)はやや白くなり,信号強度にむらができるが,高い信号・雑音比(SNR)が得られるため,脊椎,脊髄あたりの空間分解能は躯幹用コイルよりすぐれる.
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