icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科15巻8号

1987年08月発行

文献概要

症例

小脳橋角部の悪性類上皮腫の1例

著者: 松野彰12 渋井壮一郎1 落合慈之1 猪野屋博1 高倉公朋1

所属機関: 1東京大学脳神経外科 2現籍 日本赤十字社医療センター脳神経外科

ページ範囲:P.851 - P.858

文献購入ページに移動
I.はじめに
 類上皮腫(epidermoid cyst)は全脳腫瘍の約0.2-1%を占め23),一般には全摘可能な良性腫瘍である.しかし,ときに悪性像を呈する報告も散見される.われわれは,第1回手術時には典型的な類上皮腫と診断されたにもかかわらず,その後徐々に症状が増悪し,7カ月後に行われた再手術で悪性類上皮腫(primary intracranialepidermoid carcinoma)と判明した1例を経験した.若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?