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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科15巻9号

1987年09月発行

文献概要

症例

短期間に自然消失をきたした脳動静脈奇形

著者: 高野晋吾1 能勢忠男1 牧豊1 篠原明2 久木田親重2

所属機関: 1筑波大学脳神経外科 2秦外科病院脳神経外科

ページ範囲:P.991 - P.996

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I.はじめに
 脳動静脈奇形(arteriovenous malformation,以下AVMと略す)の自然消失例の報告は,Hook, Johansonら(1958)1)により初めてなされて以来,これまでに文献上20例2,3,5,7-9,12-15,17-19,22,23,29)にすぎない.
 今回著者らも,脳内出血で発症し,これまでの報告とは異なり極めて短期間でAVMが脳血管造影(以下AGと略す)上消失し,かつ手術によりAVMの血栓化が確認された症例を経験したので,これまでの報告例と合わせて文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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