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研究
視床出血の脳循環—第1報:保存的治療群の経時的変化
著者: 上田幹也1 松本行弘1 大宮信行1 三上淳一1 佐藤宏之1 井上慶俊1 松岡高博1 武田聡1 大川原修二1
所属機関: 1大川原脳神経外科病院
ページ範囲:P.49 - P.55
文献購入ページに移動高血圧性脳出血により脳血流量(CBF)が減少することはよく知られた事実であり,被殻出血に関する報告は数多く見られるが,視床出血についてはAngoni1),川上8,9),杉山12),上村15)らが対象の一部にしているにすぎない.また視床出血患者の経時的CBFの変化についての報告12)は非常に少なく,最近視床出血にも行われるようになったstereotaxic aspirationを脳循環の面から評価するにあたっても,保存的治療を行った視床出血の脳循環を知ることは重要なことと思われる.
著者らはLassenらにより開発されたSingle PhotonEmission CT(SPECT)を使用して,保存的治療を行った視床出血患者の経時的CBFの変化について検討した.
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