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研究
高血圧性橋出血の臨床的研究
著者: 山中竜也13 佐藤進1 川崎昭一1 関口賢太郎1 佐藤勇1 森修一1 渡辺正人1 西沢英二1 森井研1 高浜秀俊1 黒木亮1 平林賢一1 森正也2 横山寿一2 鈴木八郎2
所属機関: 1山形県立中央病院脳神経外科 2山形県立中央病院耳鼻咽喉科 3現籍 富山県立中央病院脳神経外科
ページ範囲:P.57 - P.64
文献購入ページに移動CTスキャン導入前の橋出血の報告は,臨床症状や脳波,ときには脳室撮影,剖検所見などよりなされたものが多かったが,CTスキャンの導入以来,単に診断が容易になったばかりでなく,血腫の拡がりや量がわかることにより,その予後の判定もある程度可能となった.そこで今回われわれはCT所見における血腫の形態学的伸展度,血腫の橋内占拠率と生命および機能予後の関係,さらに急性期臨床症状と予後との関連について検討した結果について報告する.またAuditory Brainstem Res—ponse(ABR)の経時的検索の有用性についても触れたい。
なお,一部の症例に行った定位的血腫除去術の結果についても言及する.
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