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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻1号

1988年01月発行

文献概要

症例

頭蓋内主幹動脈閉塞急性期症例に対するウロキナーゼ動注療法の試み

著者: 佐藤浩一13 岩野健造2 上田伸3 松本圭蔵3

所属機関: 1国立善通寺病院脳神経外科 2国立善通寺病院循環器内科 3徳島大学脳神経外科

ページ範囲:P.67 - P.72

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 I.はじめに
 閉塞性脳血管障害急性期症例に対して行われているUrokinaseを用いた線溶療法は,その効果について明確な評価を得ていない2-4,7).一方,心筋梗塞急性期症例に対する冠動脈内Urokinase注入療法(percutaneous trans—luminal coronary recanalization:以下PTCR)は閉塞血管の55-88%を再開通させ,着実に効果を上げつつある6).われわれは最近,頭蓋内主幹動脈閉塞急性期3症例に対し,Urokinase動脈内注入療法を試み,2例に著効を得たので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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