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症例
Persistent trigeminal artery variantの2例
著者: 渡辺孝男1 青木晃2 蘇慶展3
所属機関: 1米沢市立病院脳神経外科 2国立国府台病院脳神経外科 3東北大学脳研脳神経外科
ページ範囲:P.95 - P.100
文献購入ページに移動persistent trigeminal artery(以下PTAと略す)は内頸動脈と脳底動脈を連絡するcarotid-basilar anastomosisのなかでも最も高頻度に認められるものである.
1972年Tealら10)はPTAと類似の起始部を持つが,脳底動脈との交通はなく,直接小脳動脈に終るcarotid-cerebel—lar anastomosisというべき症例を報告し,これをpersistent trigeminal arteryvariant(以下PTAVと略す)と推測した.以後,これまでに十数例のPTAVの報告がなされている2-6,8-11).
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