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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻1号

1988年01月発行

文献概要

症例

Persistent trigeminal artery variantの2例

著者: 渡辺孝男1 青木晃2 蘇慶展3

所属機関: 1米沢市立病院脳神経外科 2国立国府台病院脳神経外科 3東北大学脳研脳神経外科

ページ範囲:P.95 - P.100

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I.はじめに
 persistent trigeminal artery(以下PTAと略す)は内頸動脈と脳底動脈を連絡するcarotid-basilar anastomosisのなかでも最も高頻度に認められるものである.
 1972年Tealら10)はPTAと類似の起始部を持つが,脳底動脈との交通はなく,直接小脳動脈に終るcarotid-cerebel—lar anastomosisというべき症例を報告し,これをpersistent trigeminal arteryvariant(以下PTAVと略す)と推測した.以後,これまでに十数例のPTAVの報告がなされている2-6,8-11)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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