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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻10号

1988年09月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

前頭蓋底腫瘍に対するtransbasal approach

著者: 有田憲生1 森信太郎1 早川徹1 最上平太郎1

所属機関: 1大阪大学脳神経外科

ページ範囲:P.1125 - P.1131

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I.はじめに
 Transbasal approachは,orbital hypertelorismに対する外科的治療法としてTessier17)により始められた.続いて頭蓋底腫瘍に対し,Derome3)が用い多数の症例に適用している.本法は斜台から第1,2頸椎前面まで到達しうる手術法であるとされているが,ここでは本法の前頭蓋底腫瘍摘出に関する応用に限ってのべる.本法の最大の利点は,前頭蓋底部に発生した腫瘍の頭蓋内および鼻腔部分の摘出と,欠損の生じた頭蓋底の再建を安全かつ確実に一期的に行える点である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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