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研究
脊髄空洞症に対するサーモグラフィの経験
著者: 小柳泉1 岩崎喜信1 井須豊彦1 秋野実1 飛騨一利1 永島雅文1 黒田敏1 阿部弘1 田代邦雄2
所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2北海道大学神経内科
ページ範囲:P.1149 - P.1154
文献購入ページに移動脊髄空洞症は,上肢筋萎縮・解離性知覚障害など,多彩な神経症状を呈する疾患であるが,最近では,MRI(magnetic resonance imaging)など診断技術の向上により症状の軽微な症例も発見され,外科治療の対象となってきている.今回,われわれは,外来的スクリーニングへの応用を目的として,サーモグラフィを脊髄空洞症の症例に実施し,特徴的な所見を得た.サーモグラフィは,簡便かつ非侵襲的であり,脊髄空洞症のスクリーニングとして,有用な検査法になり得ると思われたので,その経験を報告する.
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