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症例
Subtemporal & Trans-Tentorial Approachにより摘出した脳幹部海綿状血管腫の1例
著者: 隈部俊宏1 鈴木倫保1 吉本高志1 鈴木二郎1
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科
ページ範囲:P.1193 - P.1197
文献購入ページに移動cryptic vascular malformationが原因と思われる脳幹部血腫に対する直達手術の報告は稀であり,しかも,手術例の血腫の存在部位はほとんどが第4脳室底剖の橋背外側である1,4,5,7,11,12,16,19).
今回われわれは橋腹外側から中脳にかけての特発性脳幹部血腫を,keel form skin incisionを用いた側頭開頭18)から,subtemoporal & trans-tentorial approachにより,摘出に成功し,組織学的にcavernous angiomaとの診断を得た症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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