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研究
胸腰椎移行部における脊髄慢性圧迫病変の放射線学的診断
著者: 小柳泉1 井須豊彦1 岩崎喜信1 秋野実1 阿部弘1 田代邦雄2 宮坂利男3 阿部悟3 金田清志4
所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2北海道大学神経内科 3北海道大学放射線科 4北海道大学整形外科
ページ範囲:P.1227 - P.1233
文献購入ページに移動胸腰椎移行部における椎間板障害や黄色靱帯骨化症(以下OYL)などの脊髄慢性圧迫病変は,臨床的にはepiconus syndrome3)とよばれる,末梢神経障害に類似した症状を呈することがある8).また,脊髄単純撮影のみでは異常が発見されにくいため,診断が遅れることも少なくない10).今回,われわれは.当料で経験した胸腰椎移行部の慢性圧迫病変について,放射線学的診断の面から検討を加えた.この部位の病変では.脊髄腔造影(MLG)やMRIによる動的要因の検索,delayed CT—myelographyによる髄内変化の描出が障害レベルの決定に亜要であることを強調したい.
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