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研究
MedulloblastomaのGFAP・Neurofilamentによる免疫組織化学的検索
著者: 遠山隆1 久保長生1 片平真佐子1 坂入光彦1 田鹿妙子1 田鹿安彦1 井上憲夫1 永室博1 喜多村孝一1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
ページ範囲:P.1243 - P.1250
文献購入ページに移動Medulleblastomaは中枢神経系腫瘍のうち最も未分化なものであり,gliaとneuronの両方向への分化を示すことが知られている.
今回,われわれは神経膠線維の成分であるglial fibril—lary acidic protein(GFAP)および,神経細胞に特異的と考えられるneurofilament protein(NF)に対する抗体を用いて酵素抗体法により,medulloblastomaの分化について検討した.一方,現在まで本腫瘍に関して,免疫組織化学的検索での腫瘍側の因子による生命予後の検討はあまりなされていない.そこで,免疫組織化学的染色の結果とともに,年齢,手術,腫瘍の大きさ,進展度,放射線治療,化学療法などの因子と生命予後との関係を検討したので報告する.
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