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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻12号

1988年11月発行

文献概要

研究

各種薬剤の虚血性細胞障害に対する保護効果—海馬切片を用いた検討

著者: 天笠雅春1 溝井和夫1 吉本高志1 鈴木二郎1

所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科

ページ範囲:P.1363 - P.1371

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I.はじめに
 脳切片を用いた電気生理学的方法は神経科学における基本的実験手技であり,近年さまざまな分野への応用が行われている5,15).脳切片を低酸素あるいは虚血モデルとして用いた報告も増加しており薬剤効果の実験には有用なモデルである2,4,5,29,37).われわれはこれまでにinvivoの実験で各種脳保護物質マンニトール,ビタミンE,フェニトイン,ステロイドの有用性を報告してきた36)が今回はこれらの効果を海馬切片を用いてin vitroで電気生理学的および組織学に検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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