icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻13号

1988年12月発行

文献概要

研究

高血圧性皮質下出血の臨床的検討—手術適応と長期予後について

著者: 吉本尚規1 藤田浩史1 太田桂二1 吉川尚規1 柴田憲司1 高橋勝1 魚住徹2

所属機関: 1松江赤十字病院脳外科 2広島大学脳神経外科

ページ範囲:P.1465 - P.1470

文献購入ページに移動
I.はじめに
 最近,高血圧性被殻出血,視床出血,小脳出血では運動,知的機能予後の検討より外科的治療に疑義がもたれてきており,手術時期7),手術方法についても議論が行われている2,8,9,12,14,19).しかし,高血圧性脳出血の10—15%を占める4,16)皮質下出血は臨床経験上,機能予後が良好なことから,良い手術適応疾患として安易に外科的治療が行われてきており,機能予後を検討した上での手術適応について論じた報告はない,
 われわれは高血圧性皮質下出血の治療方針を導き出す目的で諸種臨床的因子,治療方法と退院時,長期機能予後について比較検討したので,その結果を報告するとともに手術適応について考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら