icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻13号

1988年12月発行

文献概要

症例

肝細胞癌の頭蓋骨転移の1例

著者: 小笠原英敬12 鮄川哲二1 山本光生1 上家和子1 門田秀二1

所属機関: 1鳥根県立中央病院脳神経外科 2広島大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.1479 - P.1482

文献購入ページに移動
I.はじめに
 肝細胞癌は50-78%と高率に他臓器転移を来たすが,その多くは肺あるいは所属リンパ節であり1),骨への転移は比較的まれで,しかもその多くは脊椎,肋骨,長管骨への転移である.頭蓋骨転移は剖検例でさえも骨転移のわずか6%に過ぎず15),臨床例で発見されることは非常に少ない2-6,8,12,14,16)
 今回著者らは,頭皮下腫瘤で発症した肝細胞癌の頭蓋骨転移の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら