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研究
閉塞性椎骨脳底動脈病変に対する外科的治療
著者: 小川彰1 桜井芳明1 嘉山孝正1 吉本高志2 鈴木二郎2
所属機関: 1国立仙台病院脳卒中センター脳神経外科 2東北大学脳研脳神経外科
ページ範囲:P.149 - P.155
文献購入ページに移動椎骨脳底動脈系の閉塞性疾患に対する外科的治療は,鎖骨下動脈や椎骨動脈起始部病変を除き歴史も浅く,手術用顕微鏡が導入されて以降,最近になって脚光を浴びてきた.現在まで頭蓋内外ともに,これらの閉塞性椎骨脳底動脈病変に対してさまざまな血行再建術が報告されている1-4,6,8-10).しかし,個々の症例においていかなる手術手技を選択すべきかについては,いまだ十分な検討はない.われわれは,以下に述べる血行再建術を経験しているが,これを基に各々の手術手技の利点および欠点を明らかにし,手術法の選択について検討を行った.
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