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研究
脳神経機能回復におけるNeurostimulationの影響—遷延性意識障害の治療を通じて
著者: 神野哲夫1 亀井義文1 横山哲也1 庄田基1 丹治英明1 野村正彦2
所属機関: 1藤田学園保健衛生大学脳神経外科 2藤田学園保健衛生大学生理学
ページ範囲:P.157 - P.163
文献購入ページに移動著者らは過去10年間,脳血管障害の急性期の治療を比較的積極的に行ってきたつもりである.幸いにして死亡率は年々減少の傾向をみせているが,反面重篤な神経症状,後遺症を残して,その後の人生を闘い抜いていかねばならぬ症例が増加している.従来,このような症例は,リハビリテーション科に転科させるとか,関連病院に転院させるとかして,恥ずかしながら急性期における意の注ぎ方と比較して極めて関心が低かったといわざるを得ない.
人口の高齢化および急性期治療の向上がもたらす,これら後遺症を持つ症例の増加が最近著者らにとって極めて大きなpressureとなりつつあり,従来の無関心な態度を改めるべきとの反省心が湧き上がるのを防ぎ得ない.
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