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症例
髄膜腫を合併したWerner症候群の2症例
著者: 河内雅章1 宜保博彦1 小林茂昭1 杉田虔一郎1
所属機関: 1信州大学脳神経外科
ページ範囲:P.189 - P.194
文献購入ページに移動Werner症候群は,1904年にWerner20)により最初に報告されて以来,Oppenheimer & Kugel11)Thanhau—ser17)らの詳細な報告や類似疾患との鑑別がなされた結果,Irwinら6)にまとめられるように,一定の身体的特徴,早期老化現象,強皮症様皮膚変化,糖尿病傾向などの特定な症状群から構成される独立した症候群として認められている(Table 1).今回,われわれはWerner症候群に髄膜腫を合併し,手術的に全摘し得た2症例を経験したので本症候群と腫瘍との合併(特に中枢神経系腫瘍),糖尿病傾向につき文献的考察を加え報告する.
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