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研究
硬膜外血腫120例の臨床的検討
著者: 杉浦誠12 的場愛子1 森伸彦1 喜多村孝一1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 2現籍 至誠会第二病院脳神経外科
ページ範囲:P.259 - P.265
文献購入ページに移動硬膜外血腫は,重症頭部外傷の中でも急性期に外科的処置を必要とし,かつ手術のタイミングが予後に大きな影響を与える病態であるが,その死亡率は20%を超えるとする報告が多い4,7,12,14).一方,古い文献ではあるが,Hooper7)やMckissock14)は硬膜外血腫の死亡率は10%が納得しうる数値であると述べている.著者らは,硬膜外血腫の転帰不良例を中心に臨床所見,CT所見などから予後を左右する因子に検討を加えた.
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