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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻3号

1988年03月発行

文献概要

症例

前額部打撲により発生した後頭蓋窩急性硬膜外血腫の1例

著者: 阿部秀一1 古川公一郎1 遠藤重厚1 星秀逸1 金谷春之2

所属機関: 1岩手医科大学高次救急センター 2岩手医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.321 - P.325

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I.はじめに
 後頭蓋窩硬膜外血腫は全硬膜外血腫の約5.4%17)とテント上硬膜外血腫に比し非常に少ない.しかしCT導入後,その報告は増加している11,16,22).また後頭蓋窩硬膜外血腫のほとんどは後頭部打撲により発生し10,12,17),後頭部打撲,後頭骨骨折があれば同部の硬膜外血腫の発生に注意すべきと強調されている.最近われわれは,前額部打撲後,反対側の後頭蓋窩に急性硬膜外血腫の発生をみた稀な1手術例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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