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くも膜下出血・脳動脈瘤
―研究―くも膜下出血における持続髄液ドレナージの検討
著者: 糟谷英俊1 清水隆1 岡田隆晴1 高橋研二1 サマービル妙子1 喜多村孝一1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
ページ範囲:P.475 - P.481
文献購入ページに移動くも膜下出血患者において,頭蓋内圧コントロール,髄液循環改善,くも膜下腔血腫排出などの目的で,脳室,脳槽,腰椎ドレナージをおくことが一般化している.しかし,これらの適応,有用性,適切なドレナージ量,期間などについては一般に検討が不十分である.また,くも膜下出血時に,髄液を持続的にひくことが脳血管攣縮,水頭症に及ぼす影響についても,十分に検討されているとはいえない.一般に行われている脳槽ドレナージは有効とされてはいるものの,統計学的に有意差をもって示された報告はなく,特に実験的な裏付けがなされていない.
そこで,今回著者らは,東京女子医大脳神経センターにおいて過去4年間に経験した脳動脈瘤破裂急性期,亜急性期のくも膜下出血患者について検討を加えた.
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