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くも膜下出血・脳動脈瘤
―研究―破裂脳動脈瘤と水頭症
著者: 椎野顯彦1 鈴木文夫1 中澤拓也1 松田昌之1 半田讓二1
所属機関: 1滋賀医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.493 - P.497
文献購入ページに移動くも膜下出血に続発する水頭症の診断はCTの普及とともに容易となったが,その病態の全貌はなお明らかでなく,脳室拡大の程度と臨床症状の不一致や,短絡術の適応もしばしば問題となる.水頭症発現に関係する諸因子を調べることは,その病態の解析や,発生の予知,早期の対策にも有用と思われる.文献上も,複数出血,血管攣縮.動脈瘤の部位などが水頭症発現に関係する因子としてあげられ,また抗線溶療法が水頭症の発生を促すともいわれている.われわれも,自験例について水頭症の発現因子について検討してみた.
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