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腫瘍
―症例―てんかん原性病変としての脳マンソン孤虫症の1例
著者: 春園明宏1 新納正毅1 平原一穂1 朝倉哲彦1
所属機関: 1鹿児島大学脳神経外科
ページ範囲:P.603 - P.606
文献購入ページに移動脳寄生虫症のなかでもマンソン裂頭条虫(Diphylobothrium mansoni)の幼虫であるマンソン孤虫の脳寄生は極めて稀であり,文献上4例7,8,11,13)で,うち2例は剖検例で,他の2例はいずれも手術により脳から生きたまま摘出されている.最近われわれも,顔面および頭部を右側へ向ける向反発作を主訴とした33歳の男性で脳内肉芽腫の中から生きたマンソン孤虫を摘出した例を経験したので,若干の考察を加え報告する.
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