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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻5号

1988年05月発行

文献概要

三叉神経痛

―症例―有窓クリップを用いた転位により治癒したTortuous vertebral arteryによる三叉神経痛の1例

著者: 丹羽潤12 藤重正人1 中川俊男1 端和夫1

所属機関: 1札幌医科大学脳神経外科 2現籍 市立函館病院脳神経外科

ページ範囲:P.621 - P.624

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I.はじめに
 三叉神経痛の多くは神経近傍の微小血管が神経を圧迫することによって起こり,それらの治療には神経血管減圧術が有効である5).責任血管としては上小脳動脈・前下小脳動脈が多く,ときに静脈が関与していることもある.また椎骨脳底動脈による圧迫も稀ではない.
 最近われわれは延長・蛇行した椎骨動脈が原因である三叉神経痛に対して,有窓クリップを用いて血管を転位させることにより,顔面痛を治癒せしめた症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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