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手術・治療・外傷
―研究―Diffuse axonal injury5剖検例の臨床病理学的検討
著者: 志村俊郎1 中沢省三1 小林士郎1 横田裕行1 大塚敏文2 中村俊彦3
所属機関: 1日本医科大学脳神経外科 2日本医科大学救命救急センター 3東京都監察医務院
ページ範囲:P.647 - P.653
文献購入ページに移動重症頭部外傷では,serial CT scanの普及により,受傷直後より遅れて生じる,あるいは手術後に手術部位とは異なる部位に新たに生じる病態,すなわち遅発性脳内血腫などのnew lesionsの出現が注目されている8,24,25).しかしながらこれら病態のCT scanと比較検討した剖検例の病理組織学的な報告は極めて少ない3,17,20).本稿では,serial CT scan上,いわゆるdiffuse axonalinjury(以下DAIと略す)を呈した5剖検例の主として中枢神経系の病理組織学的所見につき検討した結果を報告する.
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