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研究
脳動静脈奇形重症例の検討
著者: 宮坂佳男1 入倉克己1 北原行雄1 高野尚治1 伊藤比呂志1 大高弘稔1 遠藤昌孝1 矢田賢三1 斉藤元良2 大和田隆2
所属機関: 1北里大学脳神経外科 2北里大学救急医学科
ページ範囲:P.733 - P.740
文献購入ページに移動脳動静脈奇形(AVM)に起因する頭蓋内出血は一般にいわれるほど軽症とは限らない.また,救急患者を取扱うわれわれの施設では出血後に高度の意識障害を伴って来院する症例の頻度が高い.したがって,nidusの摘出操作とともに,頭蓋内出血にいかに対処するかがAVM治療上の重要な位置を占める.従来,これら重症例の急性期治療に関する報告は極めて少ない2,13-15).われわれは頭蓋内出血を伴ったAVM重症例の臨床的検討を行い,retrospectiveにみて,これら重症例の治療成績を向上させるためにはどのような配慮が必要であるか検討したので報告する.
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