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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻6号

1988年05月発行

文献概要

症例

口腔内伸展を呈した巨大頸静脈孔部神経鞘腫の1例

著者: 大井政芳12 小原進1 鴇田律1 池田大介1 大山和恵1

所属機関: 1八尾徳洲会病院脳神経外科 2現籍 富山医科薬科大学脳神経外科

ページ範囲:P.763 - P.767

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I.はじめに
 頭蓋内神経鞘腫はその95%が聴神経由来といわれ残りの5%のほとんどが三叉神経より発症するといわれており,他の脳神経より発生するvon Recklinghausen病を伴わない神経鞘腫は非常に稀である.今回われわれは第X脳神経より発生したと考えられ頭蓋内外に広く伸展したdumbbell型の頸静脈孔部神経鞘腫の1例を経験し,手術的に良好な結果を得たので若干の文献的考察を加え報告する.本例は今までの同部神経鞘腫報告例のなかで最大級のものと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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