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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻7号

1988年06月発行

文献概要

研究

胸椎,胸髄疾患に対する開胸術を伴うアプローチの検討

著者: 花北順哉1 諏訪英行1 長安慎二1 鈴木孝典1 西正吾1 太田文人1 長島康之2 森山龍太郎2

所属機関: 1静岡県立総合病院脳神経外科 2静岡県立総合病院呼吸器外科

ページ範囲:P.837 - P.843

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I.はじめに
 脊椎,脊髄疾患に対するわが国の脳神経外科医の関心は近年ますます高まっており,これらに対するマイクロサージャリーによるすぐれた手術成績がいくつか報告されている2,4-6).しかしながら胸椎,胸髄レベルの病変に対する手術症例を検討した報告はそれほど多くなく,ことに胸髄の腹側に存在する病変に対する手術につき検討した論文はわずかのものをみるのみである7,8,10-12)
 今回われわれは胸椎,胸髄疾患に対する開胸術を伴うアプローチを5症例に対して6回試みる機会を得たので,これらの症例を報告するとともに,このアプローチの問題点につき検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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