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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻7号

1988年06月発行

文献概要

研究

急性期脳神経外科疾患におけるRenal protection—特に高張性脱水による高Na血症および急性腎不全例に対するlow dose dopamine療法

著者: 下田雅美1 山田晋也1 松前光紀1 山本勇夫1 津金隆一1 佐藤修1

所属機関: 1東海大学脳神経外科

ページ範囲:P.851 - P.856

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I.はじめに
 脳神経外科疾患の急性期においては,脳浮腫の予防,治療を目的として水分出納を脱水傾向に管理することが多く,かつmannitolなどの浸透圧性脳圧降下剤の併用により,大量の体液の喪失を引き起こし,急性腎不全あるいは高張性脱水による高Na血症を合併することがしばしば問題となる2,21)
 今回,著者らはこのような症例に対し,low dose dopamineを投与し,持続的な腎血流量およびNa利尿を保持することにより,良好な結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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