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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻8号

1988年07月発行

文献概要

研究

髄膜腫,神経鞘腫の成長解析について—Ki−67 PAP染色

著者: 柴田太一郎12 C.Burger1

所属機関: 1Abteilung Neuropathologie, Universitats Spital Zürich 2現籍 尽誠病院神経内科

ページ範囲:P.939 - P.944

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I.はじめに
 中胚葉起源のmeningiomaおよびneurinomaは基本的には良性腫瘍である.しかし,meningiomaは臨床的にも組織学的にも良性と悪性の境界が画し難いことがあり12),Simpsonの手術gradeが同じで組織像が普通のそれと何ら変らない症例のなかに急速な再発を示す例がある.
 さらにWHO分類でgrade II-IIIと規定されているhemangiopericytic type13)の増殖分画は,meningiomaの他の組織型と差があり,gliomaのgrade II-IIIに匹敵するほど大きなものであるか否かが明らかにされていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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