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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻8号

1988年07月発行

文献概要

研究

骨破壊を伴わない脊椎硬膜外腫瘍の検討

著者: 小柳泉1 宮坂和男1 阿部悟1 井須豊彦2 岩崎喜信2 阿部弘2 藤谷正紀3

所属機関: 1北海道大学放射線科 2北海道大学脳神経外科 3北海道整形外科記念病院

ページ範囲:P.953 - P.958

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I.はじめに
 脊椎硬膜外腫瘍の多くは,転移性脊椎腫瘍の硬膜外伸展であり,脊椎単純撮影による骨破壊像の検索が重要とされている.又,神経鞘腫などの原発性腫瘍では,殆どが骨のpressure erosionを伴う8).しかし骨破壊やero—sionを欠く硬膜外腫瘍の正確な報告はない.著者らは最近このような硬膜外腫瘍が,少なからず存在する事に気付いた.骨変化のない硬膜外腫瘍の場合,しばしば診断に苦慮する.今回,このような骨破壊のない硬膜外腫瘍症例の臨床,組織及び放射線学的診断について検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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