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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻8号

1988年07月発行

文献概要

症例

中頭蓋窩海綿状血管腫に対する放射線療法—特に遅発性効果について

著者: 柴田尚武1 森和夫1

所属機関: 1長崎大学脳神経外科

ページ範囲:P.1005 - P.1008

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I.緒言
 中頭蓋窩海綿状血管腫は,脳内に発生したものと異なり,その著しい出血のため摘出が困難である.そこで,左中頭蓋窩を満たす巨大な海綿状血管腫の1症例において,放射線照射を行ったところ,50Gy終了時では照射前の63%までしか縮小しなかったが,その後は時間経過とともに縮小し続け,1年7カ月後にはほぼ消失し,2年後の現在も消失したままである.中頭蓋窩海綿状血管腫に対する放射線療法の遅発性効果について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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