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研究
脳虚血に関する研究・1—脳虚血症状の可逆性とCT所見
著者: 氏家弘1 加川端夫1 中原明1 佐藤和栄1 青木伸夫1 喜多村孝一1
所属機関: 1東京女子医大脳神経センター脳神経外科
ページ範囲:P.1023 - P.1028
文献購入ページに移動脳動脈の閉塞性疾患は,内頸動脈及び中大脳動脈に高頻度に発生する.これらの動脈の閉塞による症状は,閉塞完成までの時間,脳虚血の程度,持続時間,部位によってさまざまに修飾される。さらに梗塞完成後の脳循環動態の変動,脳浮腫,再開通現象等は,急性期の病像を一層複雑なものにしている.
本稿の目的は,中大脳動脈領域虚血病巣の転帰をre—trospectiveに検討し最も神経学的可逆性が残されているCT上の形態像を求めることである.さらにlacune,periventricular hypodensity(PVH)が脳虚血の可逆性にどのように関与するかについても考察を加えた.
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