icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科16巻9号

1988年08月発行

文献概要

研究

Oligodendrogliomaの免疫組織化学的検索と臨床像について

著者: 久保長生1 田鹿安彦1 遠山隆1 田鹿妙子1 坂入光彦1 片平真佐子1 喜多村孝一1

所属機関: 1東京女子医大脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.1029 - P.1035

文献購入ページに移動
I.はじめに
 Oligodendrogliomaの病理組織像はBailey and Cushingによって報告されて以来,円形の核を有する細胞からなり,その細胞の核周囲の胞体は明るく抜けていわゆるperinuclear haloを持つ細胞となりhoney—combed appearanceで特徴づけられている.しかし,最近,本腫瘍の細胞構成および,臨床病理像について議論されるようになった1,12,15)。超微像については氷室など多数の報告があるが6,13,25),その記載は一定していない,同様に,免疫組織化学的検索も次第に行われてきたがその結果はまだ,まちまちである7,11,17,23)
 われわれは従来の組織学的方法と免疫組織化学的方法によりOligodendrogliomaを再検討し臨床像との関係を調べたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?