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研究
脳内血腫例における非出血側体性感覚誘発電位の検討
著者: 竹内茂和12 新井弘之1 山崎一徳1 宮川照夫1 鎌田健一1 小池哲雄2 田中隆一2
所属機関: 1桑名病院脳神経外科 2新潟大学脳神経研究所脳神経外科
ページ範囲:P.37 - P.40
文献購入ページに移動近年,体性感覚誘発電位(somatosensory evokedpotential:SEP)の研究が盛んに行われ,日常臨床の中で病態把握や診断のみならず,術中や病室でのモニターとしても応用されている5,8).SEPの有用性は周知の事実といえるが,その検討は病巣側のみに限られたものが多い.病巣側を非病巣側と対照して比較検討した報告4)もみられるが,非病巣側に焦点を当てて検討したものは少ない2,3,7).今回,一側大脳半球内血腫例で,非出血側SEPに注目し,同時期に行ったCT scan上でのmidlineshiftの程度,血腫部位,さらに意識障害との比較検討を行った.
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