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症例
Ethmoid Sinusより発生したEctopic Meningioma—症例報告と文献的考察
著者: 南茂憲1 角田茂1 榊寿右1 橋本宏之1 京井喜久男1 内海庄三郎1 松永喬2
所属機関: 1奈良県立医科大学脳神経外科 2奈良県立医科大学耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.57 - P.62
文献購入ページに移動1922年,Cushingらにより命名されたmeningiomaはarachnoid cell由来の腫瘍であり,通常頭蓋内もしくは脊椎管内に発生する.しかしまれではあるが,これらの場所以外に発生することもあり,ectopic meningiomaと呼ばれている.その発生部位としては,眼窩,皮膚,頭蓋骨,耳下腺,副鼻腔,鼻腔などがある3,11.20.28.29).なかでも副鼻腔由来のものはきわめてまれであり現在までに37例の報告をみるにすぎない1-3,5-7,9-11,13-31).今回われわれは,ethmoid sinusより発生したectopicmeningiomaを1例経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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