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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻10号

1989年10月発行

文献概要

症例

von Recklinghausen氏病を伴わない多発性脊髄腫瘍の経験—3例報告

著者: 西正吾12 花北順哉1 諏訪英行1 太田文人1 阪井田博司1

所属機関: 1静岡県立総合病院脳神経外科 2現籍 京都大学脳神経外科

ページ範囲:P.953 - P.957

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I.はじめに
 多発性脊髄腫瘍の発生頻度は少なく全脊髄腫瘍の1.2%−9.5%との報告がある1,2,4,8)がvon Reckling—hausen氏病を伴うものが,その約半数を占める8,13)
 われわれが過去5年間に経験した脊髄腫瘍は31例であり,そのうち神経鞘腫は11例であったが,その中で3例は多発性で,いずれもvon Recklinghausen氏病を伴っていなかった.これら3症例につき臨床症状,神経放射線学的所見を報告し,多発性脊髄腫瘍に関する文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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