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研究
SPECTによる脳循環測定からみた水頭症の機能予後
著者: 平井収1 西川方夫1 渡辺修1 山川弘保1 木下良正1 宇野晃1 半田肇1
所属機関: 1浜松労災病院脳神経外科
ページ範囲:P.1015 - P.1021
文献購入ページに移動超音波診断装置の開発によって胎生早期から先天性水頭症の診断が可能となり,対応の選択にも幅が出てきたが2,11,15,16,19),胎児手術の是非あるいは生後の髄液短絡術の機能予後におよぼす効果は未だに明らかにされていない3).一方,実験的水頭症においては,傍脳室組織を中心とした血管構築が破壊され,微小循環障害がおこることは証明されているが5,17,18,24),小児水頭症の臨床例における脳循環についての報告はほとんどない.今回われわれは短絡術が施行された小児水頭症5例の慢性期にSingle Photon Emission Computed Tomography(SPECT)を用いた脳循環測定を行い,機能予後との関係,および成人交通性水頭症との比較において若干の知見を得たので報告する.
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