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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻11号

1989年11月発行

文献概要

症例

小脳橋角部より発生した顔面神経鞘腫の1例

著者: 片山伸二1 坪井雅弘1 鈴木健二1 国友忠義2

所属機関: 1岡山赤十字病院脳神経外科 2岡山赤十字病院病理

ページ範囲:P.1041 - P.1046

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I.はじめに
 神経鞘腫は原発性頭蓋内腫瘍の約8%を占め,多くは聴神経,三叉神経などから発生し,顔面神経から発生することは比較的稀である,1930年Schmidt49)が最初に報告して以来,本邦を含め150余例の報告があるが,多くは側頭骨内の顔面神経より発生したもので,小脳橋角部(以下c-p angle)に発生した症例は極めて稀であり,今までに数例報告されているに過ぎない2,12,45).今回われわれはc-p angleに発生した顔面神経鞘腫の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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