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症例
頭蓋内原発T Cell Type悪性リンパ腫の1例
著者: 吉野公博1 伊藤隆彦1 藤本俊一郎1 溝渕光一2 寺井義徳3
所属機関: 1香川労災病院脳神経外科 2香川労災病院病理 3岡山大学脳神経外科
ページ範囲:P.1047 - P.1050
文献購入ページに移動近年CTの発達による頭蓋内病変に対する診断進歩により,頭蓋内原発悪性リンパ腫の報告は増加の傾向にある.悪性リンパ腫の診断は,従来形態学的な病理診断が行われていたが,治療方針や予後を考える上で免疫組織化学的検索も重要な意味を持つようになった.
頭蓋内原発悪性リンパ腫は,ほとんどがB cell typeであり,T cell typeは稀で,現在まで8例が報告されているだけである2,5-8,11).本施設で表面マーカーを検討し,頭蓋内原発T cell type悪性リンパ腫と診断し得た症例を経験,治療したので,CT所見を中心に文献的考察を加え報告する.
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