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症例
MRIにより確定診断し得た特発性脊髄硬膜外血腫の1例
著者: 金井真1 江頭誠1 村田高穂1 岩井謙育2 関昌彦3
所属機関: 1村田病院脳神経外科 2大阪市立大学脳神経外科 3大阪市立大学整形外科
ページ範囲:P.1073 - P.1076
文献購入ページに移動脊髄硬膜外血腫(spinal epidural hematoma)は比較的稀な疾患であり,また胸髄領域の病変の診断は従来のレントゲン学的診断法の弱点である.最近著者らは,突然の背部痛により発症し胸髄CT scanで新生物を疑わせたが,magnetic resonance imaging(以下MRIと略す)により硬膜外血腫の確定診断を得,手術により著明な症状の改善を認めた,胸髄部特発性脊髄硬膜外血腫の1例を経験したので報告し,文献的に考察を加える.
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