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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻12号

1989年12月発行

文献概要

研究

聴神経鞘腫聴力温存企図手術における聴力消失例について—MRI導入以後の経験から

著者: 関谷徹治1 岩淵隆1 鈴木重晴1 畑山徹1 石井正三2 尾田宣仁2

所属機関: 1弘前大学脳神経外科 2石井脳神経外科,眼科病院

ページ範囲:P.1111 - P.1117

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I.はじめに
 最近は,聴神経鞘腫の摘出に際して,有効残存聴力を温存しようとする努力がなされるようになってきたが,現状では小腫瘍であっても有効聴力温存率は極めて低い1,3,4,7,9).一方,MRIの出現によって,内耳道内における腫瘍の状態も把握できるようになり聴神経鞘腫診断は新しい局面を迎えた2).ここでは,MRI導入後,聴力温存を企図して手術をしながら,術後,聴力消失をみた5耳の経験を述べ,聴力温存手術の現況と問題点について論及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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