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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻12号

1989年12月発行

文献概要

症例

外傷性脳血管障害に対するバルビタール療法の経験

著者: 谷中清之12 目黒琴生1 塚田篤郎1 杉本耕一1 久保洋昭1 能勢忠男2

所属機関: 1筑波メディカルセンター病院脳神経外科 2筑波大学臨床医学系脳神経外科

ページ範囲:P.1153 - P.1157

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I.はじめに
 バルビタール系薬物は,脳保護作用を示す薬物として知られており1),近年臨床に於いても有用との報告が散見される.しかし,バルビタール療法の適用される範囲は限られており,主に頭部外傷後の脳圧亢進状態及び破裂脳動脈瘤後の脳血管攣縮に対して用いられている.今回われわれは外傷に起因する脳虚血病態にバルビタール療法を施行し,良好な結果を得,今後バルビタール療法の臨床への応用範囲が広がる可能性が示唆されたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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