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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻12号

1989年12月発行

文献概要

症例

分娩外傷による新生児後頭蓋窩硬膜下血腫—保存的療法の2症例

著者: 菅野三信1 下瀬川康子1 小沼武英1

所属機関: 1仙台市立病院脳神経外科

ページ範囲:P.1159 - P.1164

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I.はじめに
 分娩外傷による頭蓋内出血の中で,後頭蓋窩硬膜下血腫は比較的稀で重症例が多く,それらは延髄の呼吸中枢の圧迫により急激な臨床経過をたどり死亡することが多い.そのため生前に診断,治療される症例は少なかったが,最近のCTの普及に伴い救命される例も散見されるようになった.われわれは2例の分娩外傷による後頭蓋窩硬膜下血腫症例を経験したが,いずれもCT上血腫は厚かったものの非手術的治療により軽快したのでCTスキャンの経時的変化を呈示し報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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