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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻12号

1989年12月発行

文献概要

症例

Intrasellar GangliocytomaとPituitary Adenomaの合併例

著者: 田鹿安彦1 久保長生1 竹下幹彦1 田鹿妙子1 清水隆1 喜多村孝一1

所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.1181 - P.1186

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I.はじめに
 中枢神経系におけるgangliocytomaは稀な腫瘍であり,本邦では0.2%の頻度である19).好発部位は第三脳室底が多いとされていたが10,23),最近は側頭葉が最多14,28)で,小脳,頭頂後頭葉,前頭葉,脊髄にも発生することが報告されている12-14).トルコ鞍内の発生は渉猟しえた範囲で31例の報告がある1-3,5-9,11,15-18,20-2224-26)
 今回われわれはGH産生下垂体腺腫の疑いで手術を行った症例にintrasellargangliocytomaの合併を認めた極めて稀な1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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