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症例
Syringomyeliaを伴った頸髄髄外腫瘍の1例
著者: 西浦巌1 小山素麿1 阿部和夫2 亀山正邦2
所属機関: 1大津市民病院脳神経外科 2住友病院神経内科
ページ範囲:P.181 - P.185
文献購入ページに移動Gardner5)の報告以来,脊髄空洞症は脊髄の変性疾患でなく,その多くがChiari奇形の二次的変化であることは,疑いのないこととなった.また,脊髄空洞症の主要な原因として,脊髄髄内腫瘍があることも今日では周知のことである1).しかし,脊髄髄外腫瘍に脊髄空洞症が合併したという報告は,極めて少ない.
われわれは,17年前に発症し,その後平山氏病と診断され,神経脱落症状が徐々に進行してきたため,その時々に脊髄撮影,CT,MRIなどの検査を受けてきた症例を経験した.
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